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「第19回雪舟サミット」自治体リレートーク

益田市 益田市長 山本 浩章

益田市長の山本浩章です。よろしくお願いいたします。

まずもって、本日、過去、雪舟が滞在し、その創作活動の拠点ともなりました山口の地におかれまして、雪舟ゆかりの自治体のトップが集うサミットが開催されますことを大変意義深く感じております。また、惜しくも勇退される渡辺市長さんに感謝を申し上げます。

加えまして、山口市をはじめ、実行委員会及び関係の皆様のご尽力にも感謝申し上げたいと思います。

それでは、島根県益田市について紹介させていただきたいと思います。

まずは、益田市の概況についてです。

益田市は島根県西端に位置する人口約4万5千、733平方キロメートルのまちでございます。

続いて、益田市と雪舟の関わりについてご紹介します。

写真はガーデンツーリズム「雪舟回廊」の構成庭園であります、医光寺と萬福寺の雪舟庭園です。

1478年に雪舟は、当時、崇観寺(すうかんじ)と呼ばれていた医光寺の住職として迎えられました。

この医光寺と、医光寺から少し離れたところにある萬福寺に、それぞれ雪舟庭園が築かれています。

国指定の史跡・名勝とされている雪舟作庭庭園は全国に5つありますが、そのうち2つの庭園が益田市にあることは、大変名誉なことであると考えております。

次に、雪舟の作品を紹介いたします。

まず、左側の国指定重要文化財「益田兼堯(かねたか)像」です。

これは雪舟が60歳の時に描いた益田家第15代当主「益田兼堯」の肖像画です。

右側の重要文化財「四季花鳥図屏風(しきかちょうずびょうぶ)」は、雪舟が兼堯の孫の益田宗兼(むねかね)に家督相続の祝いとして描き贈ったもので、京都国立博物館が所有しています。

続いて、雪舟に関わる益田市の取組についてご紹介いたします。

令和2年は雪舟生誕600年の節目の年であるとともに、益田市にとっては、益田市立雪舟の郷記念館が開館して30周年の節目の年となりました。

その節目の年、6月には日本遺産、10月には本日お集まりの構成自治体の首長また担当職員の皆様のご尽力を賜る中、ガーデンツーリズム登録制度への「雪舟回廊」の登録が決定されたところです。

これを契機とし、構成自治体の皆様と連携して実施しております諸事業、また、当市独自の取組みについてご紹介したいと思います。

まずは、ガーデンツーリズムを活かした連携事業です。

山口市と防府市、そして益田市の3自治体で周遊促進事業に取り組みました。

その概要ですが、お客様に楽しみながら周遊していただくことを目的に、ご覧の施設に入館すると雪舟ゆかりの武将カードがもらえる企画となっております。

次に、山口市と益田市で実施しました、JAFドライブスタンプラリーです。
スマホのアプリを起動させて立ち寄りポイントに立ち寄るとスマホ上でスタンプをためることができるという企画です。

周遊促進が期待できることはもちろんですが、高速道路のパーキングエリアやサービスエリアに設置される冊子や、JAFの会報誌等に広告が掲載されるため、その広告効果は非常に大きいものと考えております。

これらの事業については、実施後に事業効果を検証しております。

御覧の画面は武将カード配布期間中の入館者数等の動向についての考察です。

新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、入館者数は減少したものの、全ての立ち寄りポイントにおいて、期間中の入館者数等の平均が、年間の入館者数等の平均を上回っておりまして、周遊企画の効果が認められたものと考えております。
今後も、立ち寄りポイントとなる施設とも連携のもと、周遊促進に取り組みたいと考えております。

続いて、昨年度、総社市サミットでのプレゼンの際にご紹介しました、地元高校生による益田氏20代の武将のイラスト化事業についてです。

直接、雪舟と関わりはありませんが、益田市の歴史・文化を活かした特徴的な取組として実施しています。

これは、史実や肖像画が残っている武将以外の武将について、地元のイラストレーター、地元高校のイラスト部の生徒さんが、想像を膨らませて自分のイメージで武将を描かれたものでございます。

次に、現在開催中であります、益田市立雪舟の郷記念館の特別展「雪舟ゆかりの戦国武将-益田氏・大内氏・毛利氏-」において、こども達が描いた作品を展示しております。また、この特別展においては、この度発見されまして、皆様に初めてご覧いただきます、七尾城主・益田元祥の肖像画も展示されます。本年12月6日までの展示となっております。是非お立ち寄りいただければと思います。

そうした中、本年、11月27日から令和4年1月24日の間、島根県立石見美術館で開催されます、企画展「美男(びなん)におわす」において、子どもたちに指導をいただきました、イラストレーター乃木さんが書かれたイラストが展示をされることとなりました。

企画展の期間中には、日本遺産の構成文化財をはじめとする市内の観光施設に、高校生が描いたイラストを展示し、来館者に見ていただこうという企画も進行中です。

なお、本企画展は巡回展となっておりまして、ご覧の期間においては、埼玉県立近代美術館において開催されます。ここでも益田氏武将のイラストが展示をされることとなっております。

もう一つ、こちらも昨年度のサミットの際にご紹介いたしましたが、「中世の食」の弁当化でございます。

益田氏が毛利氏をもてなすときに作った料理を、文書に基づいて克明に再現したものが「中世の食」であります。

この中世の食は新聞でも大きく取り上げられまして、現在、好評発売中でございます。

また、真空パック等の技術を使用した日持ちのする弁当の開発が行われています。

これまでは、その場で食べていただくことしかできませんでしたが、今後は、遠方のイベント等での販売やふるさと納税の返礼品としてエントリーするなど、販路の拡大が期待できます。

令和4年の2月12日(土)~13日(日)、ご覧の第3回全国歴食サミットが山口市小郡のKDDI維新ホールで開催さます。ここでも開発された戦国益田氏弁当を販売する予定となっておりますので、是非ご賞味いただければと思います。

また、歴食サミットには益田の魅力を発信するアイドル「Precious」が出演予定となっています。

皆様のご来場をお待ちしております。

最後になりますが、今後の取組についてでございます。

益田市といたしましては、今後、行政と一緒になって取り組んでいただいている地域、民間の方々と連携し、持続可能な人づくり、また、人材育成を進めてまいりたいと考えております。

今後とも雪舟サミットのご縁を生かして様々なまちづくりを進めていきたいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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