「第19回雪舟サミット」自治体リレートーク
防府市 防府市長 池田 豊

(山口市の)お隣、防府市長の池田でございます。
県庁時代は、渡辺市長の部下として働いておりました。
その教えを基に、今は防府の発展に力を注いでおります。どうぞよろしくお願いいたします。
山口市の雲谷庵で雪舟が描いた「四季山水図」を毛利博物館が所蔵しているおかげで、防府市は
雪舟サミットのメンバーに入れていただいております。
それでは、防府の誇ります名所4つをご紹介します。

まずは、防府ですので、「防府」という地名が付いている「防府天満宮」から紹介します。
学問の神様「菅原道真」を祀る全国1万2千の天神様の中で、西暦904年に全国で1番最初に建てられました。

年間約100万人近くの人が訪れる観光名所で、毎年11月の第4土曜日に開催する御神幸祭、 通称「裸坊祭」でも有名でございます。

また、天満宮の大鳥居の近くにございます、来年、生誕140年を迎える自由律俳句で有名な種田山頭火を顕彰する「山頭火ふるさと館」があります。
先程の御神幸祭の日に山頭火が詠んだ
「日の落ちる方へ水のながれる方へふるさとをあゆむ」
を刻んだ句碑を、今月建立いたしました。是非お越しいただければと思います。

次に、奈良時代に聖武天皇が全国68箇所に建立されました国分寺のひとつ、「周防国分寺」です。
西暦756年には創建されていたと言われ、全国の国分寺の中で今も創建の場所にあるのは、周防国分寺だけです。是非お越しください。

重要文化財の金堂(こんどう)には、「木造日光・月光菩薩立像(もくぞうにっこう・がっこうぼさつりつぞう)」や御本尊の「薬師如来(やくしにょらい)」など4件8体の重要文化財の仏像をはじめ、100体を超える多くの仏像があります。これだけの仏像を間近で拝めるお寺はないといわれています。是非防府にお越しいただければと思います。

次は、「東大寺別院阿弥陀寺」です。西暦1187年に創建され、境内に4000株のあじさいが植えてあり「あじさい寺」としても有名です。

阿弥陀寺を創建したのは、俊乗房重源上人(しゅんじょうぼうちょうげんしょうにん)です。
重源上人と言えば、東大寺再建に山口市のなめらから切り出した木材を使用したとして、山口市にもゆかりの深い人物です。
山門の両脇には重要文化財の仁王像、宝物館には国宝の鉄宝塔など鎌倉時代の我が国最高傑作の文化財がございます。

また、本年は、重源上人生誕900年の節目の年になります。
それを記念し、山口市でも様々なイベントが実施されておりますが、防府市でも阿弥陀寺を中心に記念イベントを展開していきます。
11月14日の重源フォーラムでは、防府市出身の世界的な和楽器奏者の山野安珠美(やまのあずみ)さんと山田路子(やまだみちこ)さんを招聘し、防府市公会堂で素晴らしい音色を奏でていただき歴史文化と重なり合いたいと考えております。是非、お越しいただければと思います。

最後が西暦1916年に創建された「毛利氏庭園」です。25000坪の広大な日本庭園は、丘あり、滝あり、せせらぎありと起伏に富んでおり、平成8年に国指定名勝に指定され、旧毛利家本邸と合わせて、美しい景観を織りなしております。
邸宅内には毛利家が所有される約2万点の文化財を所蔵する毛利博物館が整備されております。

昨年は、雪舟生誕600年でしたが、本年は、毛利元就公の没後450年となります。
元就公と言えば三人の子に兄弟の結束の必要性を説いた「三子教訓状」、いわゆる「三矢の教え」として有名です。

その毛利博物館では、今月30日から12月5日まで特別展「国宝」が開催されます。
毛利博物館には国宝4件が所蔵されており、その1つが、雪舟筆(せっしゅうひつ)「四季山水図」です。
去年は、これ(読売新聞)で度肝を抜きましたが、今年もびっくりするものを用意しておりますので、ご期待ください。
国宝展では、「四季山水図」をはじめ、「三子教訓状」も併せて公開されます。
本物を見れば、必ず感動を得ることができます。是非、ご覧いただけたらと思います。

このように防府市には、様々な歴史文化の資源が豊富にあります。
12月といえば、お笑い講が有名ですが、師走の風物詩として知られ、パリオリンピックに繋がる大会として、防府読売マラソン大会もございます。先のパラリンピック女子マラソンで金メダルを獲得した道下美里選手が5回優勝し、世界記録も出した大会であり、また、川内優輝選手が10年連続で出場されている大会としても有名でございます。おそらく今年も出場されると思いますので、しっかりとテレビを見ていただければと思います。
防府市は、これからも民間と行政が一体となって回遊性・持続性のあるイベントの開催を通して、交流人口の拡大を目指していきます。
防府市からの紹介は以上になりますが、皆さん、お気付きですか、ポスターにあります数字、「1」は1番最初に建てられたということ、「100」は100体の仏像があるということ、「25000」は25000坪の広大な庭園の敷地があるということ、「4000」は4000株のあじさいが植えられているということでございます。
ポスターの季節も夏から秋へと変わりましたので、そろそろ終わりにしますが、最後に、4期16年、山口県と山口市の発展にご尽力された渡辺市長、大変お疲れ様でした。渡辺市長のあとは引き継げませんが、その教えをしっかりと引き継ぎ、あとを継がれる山口市長様と共に、雪舟文化の継承はもとより、県央の発展に尽くしていきたいと思います。
ありがとうございました。


