中世の光と影の中を飄然(ひょうぜん)と生きぬき、自己の体験に基づいて独自の水墨画の世界を作り上げた画聖雪舟。そんな雪舟の作品が五百年の時と空間を越えて、現代に生きる我々にも静かな感動を与えてくれる。
雪舟の描く山水図にも似たこの芳井の地に、「雪舟ゆかりの地」である自治体が相集い、画聖雪舟の遺業を顕彰するとともに、相互の親善と友好を深めながら、それぞれの地域で展開されている「まちづくり・人づくり」についての情報交換を行うことは、地域づくりを推進するうえで、必要不可欠なものと確信する。
よって、ここに関係市長が活力ある心豊かな地域づくりに向けてともに邁進するために、各分野の交流事業を今後末永く進めていくことを宣言する。
平成8年3月26日
第6回雪舟サミット参加自治体交流会議
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