御許山佛通寺(おもとさんぶっつうじ)
佛通寺について
- 【所在地】
- 広島県三原市高坂町許山22番地
- 【拝観時間・料金】
- 通常:8時~17時 無料
紅葉シーズン:9時~ 17時 大人300円/学生200円/小学生以下無料
※境内以外は常時見学可能
佛通寺は、応永4(1397)年に小早川春平が愚中周及を迎えて開いた、臨済宗の寺院です。雪舟の没地との伝承が残る岡山県井原市重玄寺はこの臨済宗佛通寺派の寺院です。また、近世の史料には、「雪舟が重玄寺で示寂する前に佛 通寺に滞在していた」と記しているものもあります。
紅葉の名所であり、毎年紅葉シーズンになると、多くの参拝客が訪れます。
また、紅葉シーズンに合わせて、佛殿や本堂を拝観することができる特別拝観を行っており、令和元年11月3日(日)・4日(月・祝)には、普段拝観することができない国重要文化財含暉院地蔵堂の特別公開を行いました。
佛通寺は、雪舟が原図を描いたとされる「金山図」と「育王山図」を所蔵しています。雪舟が描いたとされる原図は、佛通寺が所蔵していたとされていますが、江戸時代初期に広島藩主浅野氏が召し上げたとされています。その代わりとして、狩野安信に描かせた模写を、佛通寺に寄贈し、その絵は現在まで佛通寺に残っています。
8月を除く毎月第2日曜日には、定例座禅会(対象:中学生以上 志納金500円)、毎年8月1日~5日には、暁天座禅(対象:中学生以上 ,志納金500円)が開催されています。希望により、座禅体験(対象:小学生以上 ,志納金 献瓦1000円、電話により日時を決定)も受け付けています。
佛通寺庭園について
- 【開園面積】
- 約100㎡
- 【入園料金】
- 無料
- 【公開時期】
- 常時
- 【施設管理者】
- 宗教法人佛通寺(民間)
佛通寺境内地には、佛通寺を開山した愚中周及の詩「護法の銀の龍九天より下る。崑崗の玉を砕いて飛泉となる。」から名付けらた、崑崗池があります。
崑崗池には、雪舟がつくったとされる庭園があります。
安永6(1777)年に、岡岷山が描いたとされる「紙本著色 御許山勝興図」にも、崑崗池が描かれています。
計画のテーマでの位置づけ
雪雪舟作庭伝承の残る庭園。雪舟による作庭ののち、江戸時代に一度、改修されたと伝わります。