井山宝福寺(いやまほうふくじ)
- 【所在地】
- 岡山県総社市井尻野1968
- 【開園面積】
- 約13,800㎡
- 【入園料金】
- 無料
- 【公開時期】
- 5時~17時
- 【施設管理者】
- 宗教法人宝福寺(民間)
井山宝福寺は、臨済宗東福寺派の中本山で、多くの高僧を生み出している地方にはめずらしい大きな寺院。岡山県指定史跡。もとは天台宗の古刹で、鎌倉時代の貞永元年(1232)に当時の住職・鈍庵和尚が、現在の地に伽藍を建立したといわれています。その後、京都東福寺開山の円爾弁円(聖一国師)の教えに深く感銘し、弁円の弟子・玉渓を迎えて宝福寺を臨済宗に改めました。山陽道筋の布教の拠点寺院として栄えた宝福寺でしたが、天正3年( 1575 )に起こった備中兵乱によって、三重塔など、わずかな建物を残すのみとなり、以後しばらくの間荒廃し まし た。江戸時代に入り、岡山藩・浅尾藩などの力添えと歴代住職の努力によって現在にみられる姿に再興されました。仏殿や方丈などの七堂伽藍を備えた境内は 、禅宗特有の趣を感じさせます 。
8月を除く毎月第2日曜日には、定例座禅会(対象:中学生以上 志納金500円)、毎年8月1日~5日には、暁天座禅(対象:中学生以上 ,志納金500円)が開催されています。希望により、座禅体験(対象:小学生以上 ,志納金 献瓦1000円、電話により日時を決定)も受け付けています。
計画のテーマでの位置づけ
雪舟が僧としての修行を始めた場所。小僧の頃の雪舟の絵の才能を伝える有名な伝承、流した涙で足の指を使ってネズミの絵を描いたという逸話の舞台となった場所です 。