皆様、こんにちは。広島県三原市からまいりました三原市長の岡田吉弘でございます。
よろしくお願いします。

三原市は広島県のほぼ中央、瀬戸内沿いに位置する、人口約91、000人のまちでございます。 山口からは車で３時間くらいの場所にございます。
今日は朝の８時に三原を出まして、１１時頃に山口にきましたが、時間がありましたので、瑠 璃光寺に参りまして五重塔を拝見させていただきました、お庭も整備されていて素晴らしいなといましたが、びっくりしたのは無料で入れることでしたね。
なんだか有難いような、申し訳ないような気持になりました。
近くの売店で山口の地酒を買ったので、今晩は山口の日本酒を楽しませてもらおうと思っております。

三原市におきましては、“ここぞ”という雪舟ゆかりの地が多くありませんので、市のPRが多くなってしまいますが、ご容赦いただければと思います。
ご覧の写真は、「海霧（うみぎり）」と呼ばれ、晩秋から冬へと季節が変わるこの時期、寒さも厳しい早朝のほんのわずかな時間に繰り広げられる大自然のアートでございます。
瀬戸内海国立公園の一部となります、三原市のシンボル「筆影山（ふでかげやま）」からは、瀬戸内海随一といわれる多島美が眺められ、特にこの「海霧」は、幾重もの偶然が重なる日に、三原の沖の海にだけ浮かび上がる幻想的な景色として多くのファンがいます。
新型コロナウイルス感染症の影響が終息した折には、三原に一泊いただいて、この景色をご覧いただければと思います。

三原市には、さまざまな美味しい食べ物があり、スイーツをはじめとしたグルメを「幸せの三原グルメ」と称し、三原の食のブランド化を進めてきました。
ご覧の写真は、左上から、一口食べれば、心も踊る「やっさ饅頭」、冷やして美味しいとろける食感「八天堂のクリームパン」、童謡にその名の由来をもつ「かもめの水兵さん」、タコの燻製をクリームチーズで優しく包んだ「たこもみじ」、一口で幸せになれる「初恋プリン」でございます。

三原市には、愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう)を開山（かいざん）とする寺である佛通寺がございます。雪舟とのゆかりがあり、佛通寺には雪舟が滞在したとされる篩月庵（しげつあん）の跡地や雪舟作と伝わる庭園がございます。
毎年11月には紅葉の見頃を迎え、これに合わせて秋の特別拝観や紅葉ライトアップが実施されております。

また佛通寺には、雪舟が原図を描いたとされる「金山図（きんざんず）」と「育王山図（いくおうさんず）」がございます。
雪舟が描いたとされる原図は、佛通寺が所蔵していたとされておりますが、江戸時代初期に広島藩主であった浅野氏によって没収されてしまいました。
その代わりとして、狩野安信（かのうやすのぶ）に描かせた模写を、佛通寺に寄贈し、その絵は現在まで佛通寺に残っております。
ご覧の写真は、現在佛通寺が所蔵している、約380年前に狩野安信が描いた模写になります。

ここからは、歴史文化資源を生かした交流事業について、紹介いたします。
三原市は、毛利三兄弟のひとりである小早川隆景（こばやかわたかかげ）ゆかりの地であることを生かし、毛利氏（もうりし）ゆかりの安芸高田市と、吉川氏（きっかわし）ゆかりの北広島町との間で、三矢の訓（みつやのおしえ）協定を締結し、観光振興を目的として相互に連携した取組を行っております。
ご覧の写真ですが、真ん中がやっさ踊りをモチーフとした三原市の公式マスコットキャラクター「やっさだるマン」でございまして、両側が２市町の公式マスコットキャラクターございます。
今後も３市町で相互に交流と連携を行っていきたいと考えております。

三原市は、先程紹介しましたとおり小早川隆景ゆかりの地でございます。
玄関口であります三原市の駅前には、こうした城跡や、歩いて１０分程度のところに宗光寺という立派なお寺があります。
また、少し離れますけど様々な城跡があるというところでございます。
やはり駅周辺の城跡が自慢の場所でございます。画像では見づらいですが、城跡の堀には世界一の鯉を育てておられる阪井養魚場に放流いただいた鯉が元気に泳いでおります。そういったところもお楽しみいただければと思います。

三原は自慢のまちでありますし、雪舟ゆかりの地でもあります。
みなさまにも是非訪れていただきたいと思います。
三原市からの紹介は以上でございます。ありがとうございました。