皆さん、こんにちは。山口市長の渡辺でございます。

この度は、第１９回 雪舟サミットに御来場をいただき、心からお礼を申し上げます。
全国の各地域において過去最悪の感染拡大となりました新型コロナウイルス第５波の影響を、開催市として大変心配をいたしておりましたが、本日、雪舟ゆかりの６つの自治体が相集い、交流を深める「雪舟サミット」を、御来賓、御観覧の皆様方をお迎えして、こうして無事に開催できますことを大変うれしく思っております。

さて、この雪舟サミットは、雪舟の生誕地や没地と伝わる自治体、また、雪舟の作庭と伝わる庭園の所在地等の自治体が集い、雪舟の顕彰や情報交換を通じて、それぞれの連携の絆を深めることを目的に、平成２年から開催をいたしているものでございます。

昨年は雪舟生誕６００年という節目の年でありましたことから、雪舟の生誕地であります、総社市での記念サミットをはじめ、各市においても様々な取組が行われたところでございます。

本市におきましても、雪舟と、室町時代の守護大名で雪舟を支援した大内氏をテーマとしたシティプロモーション事業の実施や展覧会の開催など、多くの記念事業を展開をいたし、雪舟ゆかりのまちとして、情報発信に取り組んでまいりました。
また、益田市が主導をされ、サミットの加盟市が連携をして取り組みました「庭園間交流連携促進計画”雪舟回廊”」が、生誕６００年の節目となる昨年、国土交通省のガーデンツーリズムに登録をされましたことを契機として、自治体間の交流人口の拡大に向けた、新たな取組がスタートをいたしたところでございまして、益田市、防府市、そして本市が連携したガーデンツーリズムモニターツアーを来月に開催することといたしております。

本市といたしましては、この度のサミットが、こうした連携を、一層、推し進めるものとして、さらには、雪舟ゆかりの自治体の末永い友好を確認し合う場となりますことを大いに期待をいたしております。

さて、本日のサミットは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、御来場を事前申込制とさせていただき、座席間隔の確保をはじめ、検温や手指消毒、マスクの着用といった御協力をお願いしますなど、感染対策には万全を期して実施をいたしております。どうか皆様方におかれましては、濱中応彦おうげん先生による記念講演など、こちらの会場の大ホールや小ホール、ロビーにおける様々なイベントを存分にお楽しみいただきたいと思っております。
結びにあたり、本サミットの開催に御協力をいただきました、構成市の皆様、全ての関係者の皆様方に深く感謝を申し上げますとともに、本日御参会の皆様方の御健勝とさらなる御発展を心から祈念をさせていただきまして、開催市を代表いたしましての挨拶とさせていただきます。

本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

令和３年１０月１６日
山口市長　渡辺　純忠