雪舟のアトリエ 雲谷庵跡

雲谷庵跡
雪舟は、大内氏を頼って山口に訪れ、大内氏の遣明船で中国大陸に渡り、帰国後は山口に最も長く滞在しました。雪舟がアトリエとしたとされるのが、山口市指定史跡「雲谷庵跡」で、この地で国宝「四季山水図」を描いたとされています。現地には、明治17年に古建築の部材を利用して復元された庵が建っています。
雪舟の庭 常栄寺庭園

常栄寺庭園
国の史跡及び名勝に指定されている常栄寺庭園は、大内政弘の命により雪舟が作庭したと伝わる庭園です。三方を山に囲まれた地に、池泉を主体とする庭園が作られています。また、池泉と本堂の間には、枯山水の庭が広がります。このほかにも、国指定名勝常徳寺庭園など、伝雪舟作とされる庭園が、山口市内には複数残っています。
また、山口県立美術館では、毎年11月上旬を雪舟ウィークと定め、所蔵される雪舟の真筆3点を中心とした、企画展示や関連イベントが開催されています。