
ういろう
山口市は、山口県のほぼ中央に位置する人口約19万5千人の県庁所在地です。
北は中国山地の山々が連なり、南は瀬戸内海に面する南北に長く広大な市域を有しています。

雲谷庵跡
室町時代には、守護大名・大内氏の本拠地となり、東アジア各地との積極的な交流によって得た国際的な文化と、京都の文化が融合し、「大内文化」が花開きました。雪舟はそのような大内氏を頼って山口に訪れ、大内氏の遣明船で中国大陸に渡り、帰国後は山口に最も長く滞在しました。山口市内には、雪舟が大内政弘の命により作庭したと伝わる国の史跡及び名勝「常栄寺庭園」、雪舟が作庭したとの伝承が残り、昨年10月に一般公開を開始した国の名勝「常徳寺庭園」、雪舟がアトリエとし、国宝「四季山水図」を描いたとされる、山口市指定史跡「雲谷庵跡」など、雪舟ゆかりの庭園や文化財が多く残っています。