
国宝 瑠璃光寺 五重塔
山口市は県下最大の面積を持つ人口約19万6千人の県庁所在都市です。室町時代には、中国・朝鮮王朝との貿易で大きな利益をえていた守護大名・
大内(本姓多々良)氏の本拠が置かれていました。
1551年、大内氏はキリスト教の布教活動を許可し、1552年には日本で最初のクリスマスが山口で執り行われたとルイス=フロイスが『日本史』に記していることから、12月には「日本のクリスマスは山口から」のイベントが行われ、観光交流パートナーシップ協定を締結したサンタクロースが住む町、フィンランドのロヴァニエミ市からサンタクロースが毎年訪れています。
また、大内氏が建立した国宝瑠璃光寺五重塔
は日本三名塔の一つに数えられ、檜皮葺屋根の優美な姿は山口市のシンボルとなっています。近くには、桜やゲンジボタルの名所として知られる
一の坂川
が流れ、周辺一帯には大内氏によるまちづくりが600年の時を超え、今も息づいています。