大通禅師頂相
三原市では次回開催「雪舟サミット」を平成29年度に開催できる運びとなりました。交流がより深まることを願っています。
雪舟との係わりでは、三原市にある佛通寺は、応永4年(1397)沼田荘の地頭小早川春平が愚中周及(佛徳大通禅師)を迎えて開いた臨済宗佛通寺派大本山です。往時には山内に88か寺を擁し、末寺は九州から中部地方に及ぶ12か国に3,000か寺がありました。
この佛通寺には、寛永17年(1640)に広島藩主の命により御用絵師狩野安信が模写したとされる「金山図」「育王山図」(原図は雪舟筆で佛通寺が近世初期まで所蔵していた)画があります。また、雪舟作と伝わる庭園もあります。
井原市重玄寺の開山千畝和尚は愚中和尚の高弟の一人であり、その時代雪舟が佛通寺に滞在したと言い伝えられています。
金山図
三原市では平成25年度から佛通寺の文化財調査委員会を発足し絵画、庭園、古文書など総合的な調査を開始しました。雪舟との関わりも明らかなると期待しています。
佛通寺は、11月から紅葉が見ごろとなり、県内外から多くの観光客が紅葉狩りに訪れます、今年は、紅葉のライトアップもおこないますので、是非ご覧頂きたいと思いますので、お越しをお待ちしています。