国指定史跡及び名勝である「常栄寺庭園(雪舟庭)」は、周防などの守護であった29代大内政弘が室町時代中頃、画聖雪舟に依頼し築庭したものといわれています。東・西・北の三方を林で囲まれた庭は、水と石に主体がおかれ、簡素にして豪放。雪舟の山水画そのままの名園としてその名を知られています。
市指定史跡である「雲谷庵跡」は、雪舟が山口に滞在した時のアトリエがあった場所と言われており、国宝「山水長巻」、「破墨山水図」、「天橋立図」など多くの作品をここで描きました。永正3年(1506年)87歳でここ雲谷庵において没したと言われていますが、現在ある建物は、明治時代に有志により再建されたものです。

常栄寺雪舟庭 |