歴史
「東福寺誌」等の文献によると、雪舟は1506(永正3)年に備中大月山重玄寺で没したと伝えられています。平成8年、重玄寺を開山した千畝和尚の語録「也足外集」に雪舟の一族と思われる人物の名が記されていることが分かり、また重玄寺所蔵の「千畝和尚頂相」には雪舟の筆法の特徴がよく表れていると専門家から注目されました。
ゆかりの地概要
大月山重玄寺は、1441(嘉吉元)年、千畝周竹によって開かれた臨済宗仏通寺派の禅刹です。しかし昭和30年の火災により全焼したため、焼け残った鐘桜門と石門を移築して現在の場所に再建されました。重玄寺跡は当時のたたずまいを現在に伝えています。